世界に背いて

3月8日(月)雨

ニコさんと立川でランチ。立川で遊ぶなんて日常だったのに、この1年で何回行ったのだろうという感じ。アクリル板越しに話すのが何だかもどかしく、食べてすぐ喫茶店へ移動してゆっくり話した。

一緒に働いていた頃を思い出す。仕事終わりによくお茶を飲みながら、ため息もつきながらあれこれ話したよなぁと。でもあの頃って仕事上の疑問とか不満とかが多くて、実は根本的に大きな問題を抱えていなかったんじゃないかな、なんて思った。さて、では今が深刻かと言われたら、それもよく分からない。

ニコさんから言われたのは、

何で普通になろうとするの、普通に合わせて生きないといけないと思うからつらくなるんじゃないの?

あなたは、こういう人間で、どうにも変わりようがない、他の人(大多数のまともな生き方をしているように見える人)と比べたりせず、自分のまま、好きに生きればいいんじゃない?ということだった。

それしか生き残る術はないと言われた気がした。そうか!と思った。開き直りである。

昨日の夜、気分が落ち込んだかと思ったら、今日は高揚している。そのアップダウンに酔いそうだ。

夕方、やっちゃんと立川で待ち合わせて寿司を食べた。1杯だけお酒を飲む。寿司は美味しかったけれど酒は不味かった。iPhoneが会話を聞いる疑惑について話す。検索もしてないのに話題にしたことがInstagramの広告に出てくることがあるという話。支払いは任せて喫煙所でタバコを吸った。

帰りの電車で隣に座るやっちゃんのスマホの画面が一瞬見えて、とあるアイコンに「え?!」と思った。でも見なかったことにした。それぞれ個人の自由はあって、踏み込めない部分がある。こんな考えになるなんて昔は考えられなかったな。嫉妬深すぎてケータイを折りかけたこともある。極端過ぎる、何もかも。でもまあいいや。できる限りの客観視をするにわたしはヤバいやつだけど、完全に客観視はできないからよく分からず、もうこのわたしで何とかこの生を全うするしかないのだよな。疲れるけどちょっと面白い。何かにずっと背いているようで。それは世間、いやもう、世界だろう。