閉じ込める装置

2月26日(金)くもり

何度か目覚めてはまた吸い込まれるように眠り、起き上がったのは11時を過ぎていた。最近気づいたのは、朝の頭はとても冷静。突飛な行動、発言をしたり、切なくなるのは夜で、感情に流されやすい。何か決断をする時は理性的な朝にしようと思った。しかしある意味では、感性みたいなものは夜に発揮されるのかもしれず、朝はつまらない人間なのかも。

仕事。夕飯を作ってから、久しぶりに送迎車に乗ってみんなを迎えに行った。外部の支援者と会って引き継ぎを受けるのも何ヶ月ぶりだろうか。当たり前だけど、昼間はこの人達が支援を担ってるんだなと利用者よりも職員の顔をまじまじと見てしまった。(心の中でお疲れ様です、と思う)

仕事は苦戦しつつも何とか予定時間内に終了。帰りは風が強く、ものすごく冷たい。手がかじかむ。

スーパーに寄ってお弁当を選ぶ。お腹がすいているものだから、たくさん買ってしまった。案の定食べきれなくて冷蔵庫へ。わたしは、こういう欲張りな部分があって、例えば居酒屋なんかでも注文し過ぎて結局自分は食べきれず、他の人が残りを食べる羽目になる。ケチケチしたり我慢するのが嫌なのだ。変わらない。人はそうそう変われない。

布団に入ってから短歌の本を読む。1日1歌人。当たり前だが、いつか読み終わる日が来てしまうんだな、と思う。この日々の感覚が少しずつ遠くに行くような気がする。

音楽もそうだけど、ゆっくり読んでいる本も、その時期の感覚や空気を閉じ込める装置であるから。