東京/ねこ

本日、東京都の新規感染者数は224人で最多となった。もう数字だけ見ても動揺しなくなった。そりゃあ感染広がってるでしょうねとしか言いようがない。今までずっと検査数を抑えてきたところを、一気に調べるのだから増えるし、むしろ本当のところを明るみに出して、適切な医療に繋がること、感染をできるだけ食い止めることが大切なわけで、これはずーーっと言われ続けているのにどうしてか日本では進んでいなかったことだ。不思議。まさかオリンピックや選挙なんて関係ないですよねぇ…??(棒読み)

そして、緊急事態宣言だなんてポーズの日々と、今はそれを追い越しても、「医療が逼迫していない」とのことで、再度、緊急事態とはならないらしい。

みんな普通の暮らしを歩み始めている。そうしないと生活できないから。

もともと引きこもりがちな私は、コロナ前と自粛期間、そして宣言開けても生活に特に大きな変化はない。飲み歩いていたわけでもないし…。というか、何なのか。「夜の街関連」という小池ワードにみんな引っ張られて、まるで悪の根源、コロナ激震地かのように言われておりますけれど、それならある意味楽であって、夜の街に出なければ感染しないわけで、昼の街で遊べばいいわけで。でもそんなことではない!とみんな実は知っているから、とてもちぐはぐな世界。

SNSを見る限り、気にしない人はどんどん外で遊び、飲食している。飲み会の写真も普通に目にするようになった。私の職場は飲み会禁止令が敷かれているので、もちろん無し。それ以外でもやはり人との接触を避けるようにはしている。できるだけ街に行かない。(重症化しやすい方々の支援の仕事ゆえ、これは責務であり、自分の心身と仕事を守るためでもある)

感染者が出たら、絶対施設名や場所やスタッフなのか利用者なのかも報道されてしまうだろう。恐ろしい…。スティグマが恐ろしい。ただでさえ、建設反対運動とかが起こるようなアレで、地域住民から「障がい者」=「危険人物」=「犯罪者予備軍」とみなされ、「子ども達を守るために!」なんて子どもを盾に使って差別されがちな仕事なので。

(いや…実際には健常者の犯罪率の方が高いのですが)

想像だけで恐ろしい。これでさらにクラスターなんて発生したら、石を投げられるかもしれない。なので私は本当におとなしく暮らしています。このままみんな感染せず、何とか乗り切れると信じて。

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実家の猫が少し前から寝たきりの介護状態になってしまった。母がつきっきりでみてくれている。

18歳。餌もほぼ食べない。もう長くはないだろう。

私は今日眠っている時、金縛りみたいなのにあった。手に毛のようなものが当たる。姿は見えないが、ピョンとベッドに飛び乗る猫の感覚があり。毛質と尻尾の形で、最後の1匹となった猫であると分かった。ゴロゴロ言って、そばで転がって、私は何度も撫で、見えないけれどその感覚だけで、会えない猫と繋がっていた。もう魂は自由に飛び回っているのかも。挨拶に来てくれたのかも。と思って嬉しくて悲しくて寂しくて泣いた。母に電話したら、猫は私の呼びかけに応えて、スマホにスリスリしてくれたようである。動けないのに。

コロナのせいで帰省も出来ず。何だか心は重くなるばかりだ。