もうすこし。

10月19日(月)雨、くもり

コートを羽織って仕事に行ってしまった。

行くまでが憂鬱過ぎて、坂口恭平の本を読んで気を沈めていた。顔が引きつってしまう。手に汗をかいてしまう。でも。

行ってしまえば、やるしかないから働くのである。その繰り返し。繰り返し。ただ、やらなければならないことをやる。それでも不十分で、いくらでも仕事はあって、何が正解なのかも分からない。わからなくなる。

このところの病み具合は、どうにも自分だけで解決できず、人に助けてもらってばかりである。しかし人はそうとしか生きられないのだろうね。支える仕事をしているからといって、ただただ支える側に居続けることはできない。

支えてもらうことでやっと誰かを支えられるということ。それをちゃんと自覚することなんだ。自分では到底できっこない範囲というものはあるわけで、それを認めること。弱さを認めて助けを求めることなのだろう。

何とか励まし合って協力しあって、乗り越えていくしかない。

何となく今日はそのことを思った。たぶんわたしは大丈夫で、ギリギリでもやっていくのだろう。悩みなんて尽きることはない。すべて丸く収まることなど生きてる限りない。

耐えるだけではうまくいかない。

家で考えているよりも、動いている方がずっと心には良い。

明日まただめになっても、またそれを思い出そう。疲れ果ててもまたやり直そう。生き続けることは大変なことで、最近、死んでしまう人がたくさんいて、ふらりとその方向を見てしまうことがあって、でも、弱いままでも生きていたら何かが変わる時期がくる。それは今までずっと経験してきたことではないか。感情って学べない。何度も振り出しに戻る。でもでも。

また明日もやるしかないんだな。