10時間リセット

10時間眠った。起きていつも通りにラジオ、洗濯、料理、ご飯。テレビをつけても何かテンション合わずにすぐ消す。この世界で起こっていること、何が真実か分からない。真実なんて無いのかも。それぞれが見たいように見るだけなんだろう、きっと。ただ今生きていて、より辛くない方法でこの先も生きたいと思うと、病気にはなりたくないと思ったり、でも、楽しみも奪われたくないと思ったり、少し我慢をしていたらこの波は去っていくのかとか、ずっと続くならもう覚悟を決めて普通の生活をするのかとか、もう、本当、政府が方針を示さないし(感染を拡大させないように方策を取るでもなく、大っぴらに自由にしろというわけでもなく)、自分がどう現実を捉えて、自分なりのリスク管理をして、何とか折り合いをつけていくしかない。私は家に居ろと言われたらずっと居られるような人間だから、なんかみんなが言う「自粛疲れ」というのがイマイチ理解できず、サボれるならずっとサボって生きたいくらいだが、まあ、仕事のために外出はしなければならないし、何となく、行動と言えばそれだけの日々。でもこのままじゃまずいなぁと思い、雨もそうそう降らない時期になったので、夕方から少し散歩。

人混みを避けて歩いてみた。帰ってからぬるめのお風呂に入ってラジオを聞いていると、何だか昨年の夏を思い出すようだった。散歩を日課にしていた。夏の夜の匂いとかを思い出す。過ぎ去ってしまえば、何か全部ノスタルジックで甘い、若い、思い出のよう。最近そんなのを年々感じる。

ハートネットTVを観る。コロナ感染と精神科病院でのクラスター、それに関わる医療者。感染症治療もどうしても、精神科と連携して理解ある病院しか関われないという。患者さんは特別な人。意思疎通の難しい、出来ない人というように言われてて、「…」となる。30年も社会的入院させられてる人も出てきた。精神科病院は、命を支える場でも、人生を奪う場でもあり、帰るところがない人にはそこが生活の場。ちょっといろんな気持ちが一気に吹き出してなんか泣けてきた。いろんな人生がある。

その後、立岩真也さん電話出演のラジオ(JWAVE)を聞いた。優生思想と、現代の話題。先生はもう色々うんざりだろうなー。でも、ため息つきながらでも研究し、発信し続けなければならない。それは使命であるのかも。私には何もできないが、そういった信頼できる人の言葉を読んで考え続けるのみ。

ツイッターは、誰かのリツイート、その下にぶら下がるコメント、そこから見える地獄の風景…。またしんどくなる。覗かなければいいのだが、今日も誰かが誰かを言葉で滅多刺しにしている。嘲笑している。そうやって人生を送り、全員間違いなく100年後には完全に消えている。でも、その思想なり、振る舞いは100年後にも残ってまた誰かが誰かを滅多刺しにしてるんだろう。

眠ったことで脳がリセットされ、また新たな情報をインプット、そしてまた眠ることで情報整理されていく。定着させるべきを忘れずに、いらないものは、捨てていきたい。今日も眠れますように。明日は仕事。

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