言葉がしんどい

9月12日(土)くもり、雨

7時前に目覚める。昨日寝たのが1時半過ぎてたから少し寝不足。朝から『群像』に掲載されている「非人間」を読んだら、あまりの描写に気持ちが悪くなる。でもこれリアルなのか…。人を殺す人たちは何か、度重なる不幸というか、そこに至るまでの運命の分かれ道があり、間違った方を選択してしまってそこにたどり着いたのかもしれない。それにしても…。

むかむかした胃を抱えつつ起きる。

午前中にやっちゃんは美容室と本屋に行き、私が予約してた本を図書館に取りに行って、お昼に帰って来たので、せいきょうのドリアとハッシュドポテトを温めて昼ごはんにする。

その後、私が見てなかった回の半沢直樹を見て、ストレッチをし、ベッドに横になっていたら、完全に吸い込まれて寝てしまった。

夢の中で、たまに出てくる夢の家。過去に暮らした記憶があるという設定のあの家がまた出て来た。庭は畑をやれるほど。

本当にどこかに存在するのではないかと思うほど結構「知っている」のだけど、目覚めてみるとまるで分からなくなる。

後悔がたくさんあって、でもそこを離れなければならず、出た家(のようだ)。

また夢に出てきたら、もっと家の内部を調べたいなと思った。

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SNS安楽死問題を軽く扱った話題。自由に死ねるけど、やっぱりやめたかったら出てもいいっていうのがあるのが夢の社会!みたいなツイートが礼賛されていて、常にナチスのT4作戦やら優生思想について考えていると、こういうのに敏感になってしまう。

結局、弱い者が「人に迷惑をかけて生きるなら行った方がいい」と送り込まれてしまう世の中にいつかなってしまうのではないかという疑念。

賛同している人達は、自分だけのことを思って言ってるのだろうけれど、普段は自撮りやら彼氏との写真をツイートしている女の子が「生きるだけでつらいから、安楽死施設絶対賛成!」とか発言しているのを見て、グッタリする。しかも看護師?じゃなかったかしら?

私だって楽して死にたいわ…。そりゃ。けど、社会秩序が持たんでしょ。

疲れる。人の思考の渦だけで疲れる。つるの剛士の差別発言といい、無知であることが本当にどれだけ人を傷つけ排除するかということを痛感する日でもあった。

本当言葉がしんどい。