運転免許証更新とコロナ

8月24日(月)晴れ

今日は延ばし延ばしにしていた運転免許証更新に行くと決めていた。午前中に起きることはできたけれど、洗濯やらしているうちにみるみる時間がなくなり、結局午後の部へ。

警察署に着いて、さて、と思ったら張り紙。午後も前半は埋まっている。整理券をもらうために待ち、更に手続まで2時間待ち。その間、他の場所で時間を潰す人もいたけれど、街まで結構距離もあるし、設置されていた屋外のパイプ椅子で待つことに。持ってきていたのは、通勤の数分で読むエッセイ集で、読み終わってしまったらどうすればいいのか、と不安になる。この状況ならば文芸誌1冊と単行本1冊、文庫2冊ほどあれば安心なのだが…もし、読み終わってしまったら最悪Kindleスマホで…と思い何とか正気を保つ。

それにしてもコロナの影響でこの数ヶ月更新に来られなかった人が一気に押し寄せるものだから、そして、ソーシャルディスタンスもくそもない狭い免許更新場で、人数を減らしてやってるものだから、さらには8月の屋外であるし、警察の人も慣れないオペレーションで、並んでごった返してる人の中にはイライラも続出で怒号が飛んだりして、そこはまるで夜戦病院のようであった。行ったことも見たこともないけれど。

ちょうど『オモロマンティック・ボム!』を読み終わってやっと冷房の効いた屋内に入ることができた。その後は有無を言わせぬ速さで手続きが進む。顔を確認して整えることすらできずに撮影まで一気に進むわけで。みんなマスクをして蒸れた顔を出したらパシャリ。一発撮りである。私は完全にこわばっていて、疲労感満載。これを数年携帯するわけで、それは憂鬱にもなる。せめて自分で納得いく証明写真なんかを撮ってそれを持参する形にしてくれたら良いのになあと思わんでもなかった。

駅と警察署の移動はタクシーを使ったのだが、普段ならコロナの話題やら何やらお喋りしてくる運転手さんは往復とも無言。デリケートな場所に出入りする私に気を遣ってのことであろうと思う。

「運転免許証の更新ですか?」なんて尋ねて私が口籠ったりなんかしたらとても気まずいだろうし、警察に出入りする人には色んな事情もあることが多い。もしかすると私が被害者であったり、はたまた刑事かもしれないし、交通安全課の職員かもしれない。下手したら自首をする犯罪者である可能性もあるわけで。そりゃリスキー。話さない方が安全なのだと理解した。

帰ってぐったり…する時間もなく夕飯を作り、食べたらもう怠くて堪らない。はああー。ここのところ微妙に連休がないから体も限界。明日も明後日も仕事!!それが終わったら休みなので、とにかくそこまでは頑張らねば。

ずっと気になっていた免許証の更新ができたことは一つ面倒が減って良かったが、何も真夏にやるものではなかったなと思った。冬もつらそうだけど…。東京の感染者数は久しぶりに100人を切った。このまま減って、奇跡的に消えてくれたらどんなに良いことだろう。本当にもう、どこに行ってもコロナの影響はあって、心底疲れる。