とうとう読む

お昼に友達が来る。おみやげにジンギスカンを持ってきてくれた。

友達は新宿で働いてるんだけど、たまたま暑くてマスクを顎まで下げて歩いてたら前から来たおばさんに「ちゃんとマスクしなさいよ!」と怒鳴られたらしい。やっぱりそういうのあるんだーとビックリした。テレビやネットでの話題だけではないんだな。

まあコロナ激震地だからピリピリしてるのかもしれない。めんどくさ!!めんどくさ!!

下画面ぶっ壊れた3DSを交換。使える方を渡す。今さらとび森である。

友達とこだまさんの『夫のちんぽが入らない』の話になり、タイトルが気になっていた!と友達。私は何となく怖くて読んでなかったけれど、本棚の奥から引っ張り出して読むことにした。友達が帰ってから読み始め、なんだか止まらなくなり、「半沢直樹」の総集編後編を見て、さらに読み進め、さっき読み終わった。…こ、これは…とても苦しい。切ない。世の中の「普通」とか「当たり前」を押し付けられ、そこから外れたら生きづらいこの人生を思った。私もズケズケと聞かれることがある。聞かれたくないこと、面倒なことを。でも、なんていうか、自分はこの生活が楽だからこれでいいってもう開き直れていることで、だいぶ落ち着いた。自分がマイノリティーなんだとか、「普通」に目立たず生きることができるかも?と思っていた頃はもっとつらかったから。どんどん寿命がなくなっていくのが清々しい。

本当にわたしは自由が無いと生きていけないし、何かに縛られるのは無理なので。

けど、日本で女性に生まれるということは、結婚して子どもを持たないとスタンダードではないので、疑問に思われたり、不躾な質問をされることが多いのは事実だ。

私は楽して生きたい。誰かのために生きるとか自己犠牲とかは無理である。

ここまで開き直れるまでにだいぶ時間を要したけれど、なんかもう残りの人生をただ楽に生きようと思ってる。幸福とか不幸とか他人の価値観では決められないし、環境も大事だけど、認識の問題も大きいから。

すげータイトルの本だけど、大真面目に、でもユーモアあって、引き込まれた。とても魅力的ある、愛すべきちんぽである。