『天然生活』と『ザ・ノンフィクション』

昨夜薬を飲んで寝たせいか結構長く眠る。気づいたら10時。起きて炊飯、目玉焼きと焼き鮭、スープも作って朝食。ものすごく気持ちの良い青空。そして気温も上がって清々しい感じ。こんな春はみんな出かけたくなるだろうな。それは生き物の性だ。でも、そんなわけにはいかない。しずかにお茶を飲んで、届いた『天然生活』をめくる。見てるうちにハンドソープが欲しくなり、あれこれ注文。毎朝6時に起きて基礎体温を測り、掃除をして白湯を飲んで、家族のために美しい朝食を用意する。昼には花を飾る。そんな女性の人生に思いを馳せる。どう頑張ったってできっこないことだ。きっと酔っ払いすぎて吐いたり、怒って物を投げつけたり、昼までぐーぐー寝てパジャマのまま1日を過ごすことなんてないんだろうな、と思うと軽くめまいがした。たまに自己啓発的にこういった人の習慣を覗いてみたい時がある。

昼ごはんは食べず、ノースウエーブを聞きながら過ごす。3時過ぎにコンビニ。荷物を出し、明日の朝食のためのパンやハム、夜に食べるアイスを買う。コンビニはどんどんものものしくなるけれど、お客さんの数は増えているように見える。この程度の買い物に普通のマスクを使うのがもったいなく、でも、社会的にはマスクしてないと不安の種扱いされそうで、前に手ぬぐいで作ったマスクをして出かけた。

帰ってシャワーを浴びて本日2度目の洗濯をし、4時半くらいには夕飯の準備をする。肉、野菜を焼肉のタレで炒めた。昨日の残りの焼き鳥も。

録画していた今日の『ザ・ノンフィクション』を観る。クズ芸人と呼ばれる男のドキュメンタリー。仕事を嘘ついてサボってパチスロで生活費を稼ぐ。カップヌードルとコンビニ弁当。女ってすぐ結婚したがってめんどくさいじゃないですか?責任負いたくないですもん。と言い52歳独身である。言い訳と悪口ばかり。借金とギャラ飲み。絵に描いたようなその生き様に感激すらした。こういう人でも病まないで、じわじわと生きていける世の中がいいなと思う。生まれてきた全員が「きちんと」就職をして家庭を持って「一人前」になって「しっかりと」生きる世界はしんどいし窮屈だ。

笑ってしまうほどのいい加減さで、思いつきの、計画性のない彼の人生に安堵すら覚えた。まあ私もこんなんでも生きてていいかあと思えてくる。

19時にTOKYO FMで村上RADIOのプレ放送を聞く。パーソナリティー坂本美雨ちゃん。良い時間だった。そして本を整理して、収納しきれない文芸誌なんかを雑に扱いたくないからまた本棚を増やすことにした。さっそく注文。欲しい色(ダークブラウン)は6月中旬入荷予定だったので妥協はせずそれまで楽しみに待つことに。

極端をいったりきたり。私は『天然生活』の表紙に出てくるようなお菓子を作ることもあるけれど、『ザ・ノンフィクション』の主人公が一人暮らしの安アパートでカップヌードルをすするあの排他的な自由も知っている。

今も札幌のラジオ聞いてたら、すきな曲を見つけた!「ライブハウスで会おうぜ」っていう最高なタイトルじゃないですか。ハンブレッダーズというらしい。そういえばApple Musicのおすすめで出てきたことがあったなと気づいた。好みはばれるらしい。


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スコーンが表紙の『天然生活5月号』


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雲ひとつない空とはこのことを言うのだ。