『Love Letter』とか。

今日も1日中家に居る。現状、外に出る気にはなれない。今日の東京の新規感染者数は60人。またじわじわと続いている増えている。湿気が多くても暑くなっても変わらないのだろうか。それが不気味である。インフルエンザなんかの季節性のものとは全く違う得体の知れなさ。誰も本当のことを知らない、もしくは、知っていても言えない。

録りためておいた映画の中から、岩井俊二監督の『Love Letter』を観る。小樽の風景が懐かしく、そしてあのレトロな空気、部屋、本棚、図書館がたまらなく良い。そこに雪だ。ノスタルジーにもほどがある!

小樽は父の故郷で、小学生の頃は夏休みに家族で祖父母の家に帰省(というか旅行)するのが本当に楽しみだった。長いドライブ、若い父と母。私は窓を開けて歌ったりして、そしてトンネルに入る時だけ窓を閉めるのがルールだった。ずっとずっと続くような気がしていた。あんな日々を、本当に心の奥にしまっていた。

さて、映画である。死者へ手紙を書くというのが、今年公開された『ラストレター』へと繋がっていく。こんなに時を経ても(『Love Letter』は95年作品だったから25年である‼︎)テーマは変わらず、人の心を打つ。それはみんなに青春時代というような時期があり、そして大人になり、現実のシビアさにぶち当たる。大切な何かを失ってもなお生き続けなければならない私達の、普遍の物語。

映画の後、久しぶりにスコーンを作った。ちゃんとティータイムをしていない。ただ作った。

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その後、やっちゃんがスタバでいちごいっぱいの飲み物(今流行りの)を買ってきてくれた。

夜、『ザ・ノンフィクション』の録画を観る。世の中は色々だ。自分だけが大変と思ってはいけないといつも思う。でも、誰かと比べて幸せだとか不幸だとか、比較してるうちは全然ダメで、ただ自分が好きで楽しくてこの生活、人生が良い!と思えるのがいいに決まってる。とは言っても、大変な人の話を見聞きして、勇気づけられるのも確かなんだよね。

毎日毎日揺れながら暮らしている。それも悪くはない。