進路変更

 ここまで、学生時代のアルバイトについて書いてきた。このあとも「フリーター」生活は続くのだけど、そして続きもたくさん書いて保存しているのだけど、書くほどに自分に嫌気がさしてきて、自己肯定出来ない気持ちになってきたので一旦中止することにした。(今後公開するかは分からない)

 ここからまたフリーで書いていきたい。記憶の風景や、現在のこと(日記)も含めて。

 

 というわけで早速今日のこと。初めて鍼治療というものを受けた。整体を少しやったあとだ。トントンという振動、チクっとしているような感覚はあるけれど痛みというほどではなかった。このところの不調、それは歯をくいしばる感じで、歯医者曰く歯まで擦れた跡があるらしい。そして静かなところでの耳鳴りと寝つきの悪さだ。

 どうやら骨盤が問題で、体の重みをうまく支えられていないから上半身に力が入っているみたい。肩こり頭痛もある。姿勢も悪い…。4月に最悪だった肝臓が良くなってきてからだいぶ体調は良くなったのだけど完全な健康体までまだ程遠いなと思わせられた。しかし、こうやってしっかりと心身を整えようと一念発起できたことは今後にとって良かったのかもしれない。漠然と不調を抱えながらまだまだ長そうな人生を送るのはやはり不安だし心底楽しめないだろうから。

 整体の後、喫茶店で本を読んだ。喫茶店では店長が新人の2人にホールや厨房での業務のコツを伝えていた。忙しい時にはこうした方がいい、暇な時はこっちから片付けて…と聞いているだけで自分まで働いているような気持ちになる。様々な仕事がある。それには向き不向きもある。みんな工夫をしながらプロになっていくのだ。

 私は、6月の後半〜7月の頭に少しだけ牛丼屋で働いた。多忙さと人手不足のため1人でやらなきゃいけないことのあれこれに心底参ってしまった。1人で働くのは福祉でもよくあることだった。けれどあの、秒単位で数えられるようなスピードの中で動きを求められる仕事に耐えられなかった。

 生活の中で臨機応変に、けれど時間内に、ペース配分を守って…というのは意外といける。それは自分である程度組み立てることが出来るからだろうか。人と人との心の触れ合いがあることで救われているからなのだろうか。

 私はスピード勝負でお互い顔も見ない関係性で無名になって働くことにどうも馴染めなかった。でもそれをうまくこなして1人だけで店を回せる人もいるのは事実だ。

 商売と比べてしまうと、福祉はゆるい(売上とか効率とか言われないし)と感じる。けれど、福祉は大変!と思う人も中にはいるだろう。やっぱり人は自分に合った居るべき場所でやりたいことをやるのがいいのだと実感した。これについてはまたいつか書いてみたい。