燃え尽き

11月5日(木)晴れ

朝4時半に目覚める。久しぶりの休みで、やっと家でダラダラできると待ち望んでいた。ストレスから解放されることを。

なのに何だか気分は上がらない。もう仕事に行かなかったかもしれない日からずっと作った笑顔で頑張って「疲れた」「帰りたい」「休みたい」「辞めたい」と心の中で思い続けてきたにもかかわらず。

ずっとベッドに座ったまま、お茶だけ飲んで、ずっとシャッフルでかかる音楽を聴き続けていた。感情が動かない。これは何?

早く夜になって眠りたい。意識を消したい。でも荷物が届くことになっていて、なんとなく身動きが取れず。ボーッとしている。心ここにあらず。燃え尽き症候群とはこれなのか、とふと頭をよぎる。カウンセリング?いや、過去に受けたこともあるけれど、効果を感じたことは無かった。ただ、眠っていたい。世界を感じたくない。認識したくない。たまらなくなり、今日休みの仲の良い(と自分が思い込んでいる)スタッフにLINEしてみる。頑張るか、辞めるか、毎日揺れてると伝えると自分もだと共感してくれた。

ただみんなの生活は続いていく。誰かがそれを支えることによって維持されていく。でも、ここにわたしの未来はあるのかな?と考えると、無いって思う。じゃあ、どこならあるのか?たぶんどこも似たような状況だろう。

感じる違和感、何かに目をつぶって、ただ仕事として割り切るという手もある。継続することに意義があるという考えもある。でもでも。

わたし、こんな志だったかなぁ…。

とにかく、口を開けば「しんどい」だ。自分の心も守れないのに、人を支えていくことなんてできるのだろうか?

情熱は必要。

でも、燃え尽きてしまってはお終い。燻りながらでも燃やし続けて小さな火を絶やさない人だけが続けていける。もしくは、火がない人。

…考えてしまう。

これからどうなるのかな。わたしは何かを決めることができるのだろうか。

18時45分現在、もはや布団を被り、部屋は真っ暗。安らぎを待っている。今日は何も食べなかった。