コロナかもしれない日記3

朝起きてすぐは体温が低いことが多い。どれどれ…36.8℃。低くてこれかい!!とやはり気分は沈む。

生協を受け取る、空気清浄機を受け取る、サプリを受け取る。家に居ながらにしてすごい買い物をしまくっている毎日だ。

体温は37.1℃。昼間は最近これが普通。

具合悪いわけじゃない。でも色んな人の言葉や、体調を読んで、自分と重ねてまた沈み込む。職場は?どうなった?誰も何も言ってこないけど。色んな悪い想像をする。

ネタとして消費される私。

危険人物とされる私。

結局、良いことは全く考えられなくてモヤモヤが降り積もってどうにもならなくなって、ニコさんにLINE。

そしたら、電話をしてくれた!!友達の声を聞けるなんていつぶりだろうか。

普通にみんな電話なんてくれないぞ!!携帯が出来た頃と違って、文字のやりとりがマナーとなった今、電話をくれる人はそういない。

2時間くらい、わー!ぎゃー!!違和感や腹立つこと、共感、思い出、今後のこと、話まくった。そしてSNSの苦しさを話して、ニコさんが今実践しているという、寝る前にスマホから離れることを私も試してみたいと思った。

できるかな…不安も多いけど、特に眠れないとつい見てしまう。そして、余計に憂鬱になってしまう。心身ともに良くないよなあ。最初からきつくは無理かもしれないけど、意識してみようと思った。

電話を切って、体温を測る。

なんと36.6℃。久しぶりに平熱を見た気がする。笑って元気になるというのは本当かもしれない。

 

20:00

調子が良かったはずが、やっちゃんが長野から帰って来て、疲れ果ててるのは分かるけど、何もしてくれないことにイライラがつのる。

ネットスーパーに頼んでいた商品が届いてピンポンが鳴っても動かない。本人曰く、腹が痛いらしい。それで、重たいペットボトル何本も私が運んでも「後で」と動かない。自分は、腹が痛くても多少我慢して動ける人間だし、そうそう腹も痛くならないから彼の気持ちが分からない。想像できないから良くないんだろうけど、その光景に、情けないやら悲しいやら、なんでいつもこの人役立たずなんだろうって情けない気持ちになって、さらに、私は昨日、一人で心細いのにPCR受けてきた人間だぞ!!こんなに、つらい、不安な気持ちなのに明るく茶化して振る舞ってるのに!!という大切にされてない感をまた勝手に受け取って、気持ちが止まらなくなった。ものを乱暴に置いて、冷蔵庫にも投げ込むようにしてジュースやお茶を詰め込んだ。これ、全部お前の飲み物じゃねーかよ!!と思うと余計に腹が立つ。私は家政婦か。病人に重いもの持たせて運ばせて、お前はベッドに横になって、何も言わない!ムカつき過ぎた。結婚なんてほんと、自分が働いて金稼ぐのが得意なら絶対にしない。男の外での仕事を支えるための家事労働!昭和!腹立つ!もう、怒りは抑えられず、口も聞かず、冷蔵庫をブチ閉めて、自分の部屋のドアもバタンも勢いよく閉めて、薬を飲んだ。早く眠りたい。

私は自分が思っていたより、表面的にヘラヘラとしていたよりずっと、コロナ疑惑にストレスを感じていたのかもしれない。こんなに対策して自粛して暮らしていたのにコロナに侵されることもそうだが、それが職場に報告しなきゃいけなくなって、それで、みんなに疎まれる(と思い込んでる)ことがストレスだった。人が足りない、1人でも休んだら大変な現場。わかってるけど!!だからこそ、申し訳なさと不甲斐なさと、体調不良と、心細さと、なんかそんなの、全部押さえてたものが一気に吹き出てしまった。それが、心を許しているやっちゃんだからこそ、だけど、だけど、もっと、何か…無いの?無いのが彼のいつものスタイルだけど。どんな時でも変わらない。悲しい。そして37.2℃になる。