久しぶりにthe HIATUSを聞いてみたらワクワクしていたあの頃の気持ちを思い出してしまった。今よりもずっと純粋な、真っ直ぐな気持ち。何でこんないい音楽を聞いていたのに、こんなふうになってしまったのだろう。
人は自分の信念とは違うこと、自分のことを好きになれない行動をするべきでないなと思った。自分は騙せない誤魔化せない。よく言われてるそれ。
私は、何を失ったのかな。何か得たのかな。
たとえば犯罪者は罪を償って、自分を肯定できるようになる過程にどんな葛藤と壁があるのだろう?と想像している。それとも一生肯定できないのだろうか。
どうにしたって生きるのは一回性のものであり、失敗しようが大きな穴があこうが、大変なものを失っても、過去に戻って正解を辿ることができない。それなのに慎重に選択してこられなかった自分というものが嫌になる。
間違っていても誰も止めてはくれないし、その忠告を守るものでもない。問題は私、この私なのだ。何故もっときちんとした形で人生に向き合って来なかったのだろう。
忘却というのは人間に備わった生きるために必要な癒しのシステムで、痛みも静かに静かに和らいでいくけれども…それにしてもだ。
信仰も無いのに神に祈るしかないのかもしれない。
どんな人でも存在していていい。
そう主張する日々の中で、その中に自分を完全に含めることが出来ずにいる。
私にはもっと、違う、人生があったんじゃないか、なんて思うこと自体、うぬぼれているんだろう。