心地よい疲労感に包まれて眠る

日曜日である。晴れて暖かいが風が強い。

午後から仕事に出かける。電車は相変わらず空いているけれど、駅から住宅街、スーパー、コンビニ周辺は結構歩いたり自転車に乗っている人が多い。遊ぶのを自粛してと言われていた公園も以前よりはまばらだけど、人はいる。特に変わらない風景。急いで夕飯の材料を買いに行き、利用者さんとスタッフの分の食事作り。みんな、通所しなくなって2週間が過ぎ、だいぶ暇を持て余しているよう。少しこだわりが強くなってくる人も。同じことを聞かれ、答え、聞かれ、答え、聞かれ、答え、しているうちに心の中に「うんざり」がやってくる。何とか場面を切り替えるような声をかけ誤魔化しながら進む。私はいつまで経っても支援職のプロにはなれない。やっぱりこれはひとつの人間関係だし、「正しいほうに導く」仕事でもないし、そもそも生活に正しさなんてない。誘導しがちな支援員。だけどそうしないとみんなの生活はまわらない、と心の中で言い訳。お風呂、ご飯、終わり、歯磨き、寝る支度。おやすみ。記録を書いて帰る。それでも、今はみんなが元気なことが何より。これが一人でも感染者が出ることで地獄絵図となるだろうことが目に見えている。そのことだけが恐ろしい。報道もされるであろう。だから常に緊張感。手洗い、消毒、手袋、マスク。食事も離れて摂る。

家に帰るとどっと疲れが吹き出して、熱い風呂に浸かって、そしてアイスを食べてクールダウンした。明日はだらけよう。何も考えず。人生メリハリ、切り替えが大事だ。今は、何もない日も、仕事の日もそれなりにいい感じで過ごせている。私は悩みがあるとずっとそればかり考えて、結局ずぶずぶと埋もれて溺れてしまうタイプなので、常にスッキリと解決して心を清浄化、正常化している必要がある。今はなんとかできている。良し。心地よい疲労感に包まれて寝よう。