久しぶりの実家

4月22日(木)晴れ

5時起き。東京駅から新幹線に乗って函館へ。

父が調子悪いから、という理由で、コロナ禍にも関わらず。父は確かにふらふらしていてわたしが家に帰っても具合悪そうだった。父は寝ると言って横になり、わたしは母と話す。

そんな長くはないとか、でもそれは生まれたからには仕方ないことで、老化し、弱って最後は死んでしまう。分かりきったことで。だけど少しでも体調良くなって欲しいなとは思う。覚悟はしていかなきゃならない。

夕方になり、父が起きて来る。それで仕事のこととか色々話す。話しているうちに声の調子も変化してきて、本人も何か元気になったようだと言う。

北海道の田舎町ですら、みんなコロナを気にして友達とも会わないようにしている。それで引きこもりがちになり、元気が無くなってしまうようだ。

どっちが危険なのか。本当にもうよくわからない。しかしなんていう時代なんだろう。どんどん人と人が途切れていってしまう。

夕飯後、父はすぐ寝た。

実家の広い湯船に足を伸ばして浸かり、これからどうなってしまうのだろう、と考える。考えても仕方のないことばかり毎日考えている。生活を一新したくても、何も手放せない。つらいことがあるたびに他のつらいことに自ら飛び込んで紛らしている。こんなのも自転車操業と言うのだろうか。とにかく繋いでいる。

早くに布団に入った。