2月24日(水)晴れ
晴れているが寒い日。風が冷たい。
午前中に歯医者に行った。虫歯になってしまっていたところがあって、たぶんそんなに深くないから麻酔無しで削られる。
歯独特のギーンと頭に響く痛み。
その時、何かに罰せられているような感覚に陥る。ああ、わたしはこの痛みをしっかり感じなければならない、もっと痛くなれば良いと思った。でもそこまで痛くされなかった。それは顔を歪めない程度の痛みで、わたしは拍子抜けした。
いったん家に帰って、午後から出勤。
仕事中に、思いもしない嬉しい出来事があった。自分が最近、ぐっと堪えて時が過ぎるのをただ待つしかないと思っていたこと。気持ちを重たくさせる「諦めなければならないこと」。それがあっさり解決した。急に気が楽になった。
植本一子さんが「ミツのことはミツに相談できない」と書いていたけれど、わたしはミツに相談して解決するたぐいのことだったのか!と驚く。難しく考えすぎる、もしくはルールを守る、みたいなことにこだわりすぎていたのかもしれない。何より一般化しすぎていた。
人はそれぞれ違うのに、「普通は〜」とかくくってしまうのは可能性を狭めるし、何より勝手に「普通」に括られた人に失礼だ。
とにかく、心が軽くなって、でも仕事は相変わらずガチャガチャで、それでも21時には何とか終わらせて帰る。
友達から電話がきて1時間ほど話す。その後、日課の本を読んだ。
何となく今、髪を切ってもっと明るい色にしたいと考えている。気分が変わったのだ。