なごみの湯(1)

時間はある。悩みに悩んでここに。
LINEでヒーリングスパ(岩盤浴ロウリュウあり)のクーポンが届いていたから。
まあものは試し。
とりあえず、普通にサウナ。ロッキー、オートローリュという私の好きなタイプ。
勿論すぐに汗をかき、水風呂、外気浴(壁には、ととのいについても書かれてあり、リクライニングベンチあり)。
そして、行ってみることにした。ヒーリングスパとやらに。そこはいくつもの小部屋に分かれていた。静かに1つの小窓から中を覗くと男女が隣あって仰向けに寝てよく見ると2人はしっかり手を繋いでいる。うう…。入る気がうせる。
胎内をイメージした部屋は小石の上ゴロゴロと寝そべる人人人。女性もいるけれど髭の人も何人も見えて、距離近くひしめき合ってる感じでドアは開けてみたものの、その人たちを跨いで狭い自分の空間を確保する気持ちにはなれず、そっと閉めて出た。
やっと広めの部屋(女性専用)を見つける。
そこは30度ちょっとくらいで、静かに岩盤浴をしている数人の女の人たち。一旦寝転んでみたが、何だか今求めているものはこれではない気がして揺らぎ、1分もしないうちに出てしまった。
クールダウンの部屋へ。椅子があって静かに青く冷やされている。蒸されてないと寒い。男性と2人きり。煙草でも吸ってないと間がもたないような部屋である。あいにく熱風のロウリュウの時間ではないから受けられない。
他にものんびりくつろげるクッションのある部屋等もあって雰囲気は素敵なのだが、浴着の下はノーブラノーパンの私はずっとタオルを胸に当て、何とも心もとない気持ちになってしまい、結局女子浴場へ戻った。
やっぱりこれだ!
素っ裸のばあさん達と一緒にダラダラ汗かいて、水風呂で一息ついて、中央線の電車の音を聞きながら寝転んでととのう。隣で外気浴していたお姉さんも口が半開きの目がうつろで、完全にキマっていた。私はここが落ち着く。サ室がワイドショーがんがんのテレビでもいい。
欲張ってお洒落に走ると見失うので気をつけよう。
最後に武蔵野温泉(露天)に浸かって温まって退館!