何事にも終わりがある

8月28日(金)晴れ

暑い。眠い。

11時すこし前に目が覚めてベッドの中で「有馬隼人とらじおと山瀬まみと」を聞いてたら、なんと金曜の枠は無くなるとの話…そのまま「ジェーン・スー生活は踊る」へ。すると何と何と生活は踊るも金曜日無くなってしまう!ひぇー!当然、平日は毎日あるものとして生きてきたゆえに、そうか、世の中はこうだったなと思い直す。好きだったバンドが解散することもあれば、よく見ていたテレビが終わることもある、生きてた人も死んでいく。そりゃあラジオだって変わるよね、と。でもいちいちびっくりするのだった。いやしかし、番組が終わるわけではないのでそれは良かった…。この番組を聞きながら家事をして、仕事に行く準備をするのが日課な私は、番組自体も終わってしまったらしばらく調子を崩すだろう。目印が無くなる感覚。

その後、岡本学『アウア・エイジ(our age)』(今回の芥川賞候補作だった)を読んだ。淡い思いと、過去、そして謎を追いかけて、少しずつそれが明らかになっていく感じ、青春でもあり、抗えない人生でもあり、この雰囲気、岩井俊二監督なんかが映画化したらいいかんじになりそうだなあと思った。読み終わって、タイムラインを見たら、ん?となる。みんなの話題が…あれ?

やっと気づいた。安倍さんが辞任するとのこと。しかも体調の悪化によるものだった。あれほど「辞めろ辞めろ」と言われていたが、こうあっけなく居なくなるとなると、こんな振り回されたのは何だったのかと、喜びよりもモヤっとする気持ちの方が大きかった。正直私はどうでも良くなっていた。顔を見るのも嫌な時期を通り越し、あの小さなマスクにしがみつき、必死になって、書いてもらった文章を読み上げている姿には憐憫すら浮かんでくるほどにもう何も思うことは無くなっていた。

この先の誰かにも期待することもできないし、ただ自分の目の前にあるやるべきことをやって生きることしかない。

こういう考えは良くないんだろうと思う。もっと世の中を変えていくような気持ちになるべきなんだろうと思う。でも、私は今、そんな情熱を持ち合わせていないようだ。冷めている。

武田砂鉄さんのラジオを聞き、風呂に入った。やっちゃんが焼き鳥食べたいと言うので、仕事帰りにネギを買ってきてもらい、鶏モモ肉とにんにくと一緒に焼いて食べた。

体の怠さと重さが半端ない。サウナ行きたいし、体ほぐしたい。心底リラックスしたい。よく「夏の疲れが出る」とか言うけれど、それなのかな。冬になって空気がひんやりと冷たくなって、それで暖かい布団に包まれて眠りたいという気持ちでいっぱいだ。